登った下った走った歩いた備忘録

第4回 みなかみ町 スカイビュートレイル70 <スタート〜ゴール>

AM6:00 宝台樹スキー場スタート。

最初から上り。それも、スキー場のゲレンデでこんな坂、私は走って登れない。

f:id:uniblog:20171009164208j:plain

スタートゲート潜ってから全く走らない大会、初めてです(苦笑)

もちろん、先頭の早い選手は走って登るんですが。。。

 

2Kくらい上って、やっと下り。でも、脚重いな。

星野 緑さんがブリーフィングで言われた通り「前半は抑えて抑えて」。

120Kとの合流地点から武尊山に向けて本格的に上りだします。

うーん、ここはキツかったかというと、楽しかった かな。

f:id:uniblog:20171009164027j:plain

まだ元気はあったし、梯子をかけた下りは刺激的だったし、何より切り開いた道であることがわかる場所を見て「凄いな、これ、準備大変だったろうな」と感心・感謝しながら動いていたので。

 

武尊山山頂には3時間で到着。

でも3時間かけて10Kmくらいしか進んでない。ちょっとビビりました。

 

そもそも、この大会に興味を持ったのは、友人が4年前に出て、その時の稜線の写真があまりにキレイだったので自分でも見てみたくて。

f:id:uniblog:20171009164414j:plain

ところが、今年は雲の中。期待の景色は拝めず。

 

前日夜に振った雨のせいか、コースはドロドロ。大きな水溜りも何箇所もあり、泥んこ大会です。

始めのうちは避けて走っていても、一度ズボっとはまれば後はどれだけ汚れようが同じさって感じです。

 

A3手前で左足のつま先に違和感。何かが溜まっている感じ。

「テーピングが泥水でふやけて剥がれて足の前に溜まってきたか??」と思いつつ、コース上で靴下脱ぐのもいやだなのでエイドまでガマン。

 

A3 ほたか牧場キャンプ場:10:30 (4時間30分)

f:id:uniblog:20171009164546j:plain

もりもり食べて元気になります。

そして、左足のつま先をチェック。

靴下を脱いでみたけど、テーピングは問題なし。

何か挟まったか?と靴の中をみると、インソールがつま先方向にずれてる!

これが足指あたりで盛り上がって居て当たってました。

こんなこと初めてだ。

一旦ソールを抜いて整えて入れ直し。

スッキリしてコース復帰しましたが、この悩みはA5まで常に付きまとってました。

f:id:uniblog:20171009164637j:plain

 

 

岩倉の上りは並走されてた方と話しながら進んでたので、気持ちが折れる前にてっぺんまでいけました。(御礼も言えずに下りで離されてしまいました。ありがとうございました!)

f:id:uniblog:20171009164718j:plain

ここからの下りは走れる斜面ですが、足ゆびに痛みが。ずっと下っているので靴の中で足が前にズレて当たって来ました。

 

f:id:uniblog:20171009164816j:plain

A4手前の片品高原では奥宮さんがコース逆走しながら参加者に声かけてくれました。

 

f:id:uniblog:20171009164937j:plain

 

A4 片品高原スキー場:13:00 (7時間00分)

f:id:uniblog:20171009165046j:plain

A4でアクエリアス補給。食べ物もまだ全然大丈夫。お腹に入ります。

武尊山山頂では遅いかなと思ってた時間も予定していたペースでA3,A4に到着。

順調。楽しく動けてます。

5分ほどの滞在で先へ進みます。

 

33Kmくらいで、120のトップ選手が追い越して行きました。

結構時間が空いてから2位、3位の選手も。

ちょっと頑張って後ろから追ってみましたが、100mくらいで離されちゃいました。

(元気ならジョグペースなんですけどね。50kmくらい動いてもこのペースで走れるのが凄い!)

 

安全のために架けられた橋。凄いです。

f:id:uniblog:20171009165141j:plain

 

f:id:uniblog:20171009165400j:plain

 

この下りはキツかった。

後ろから来た120の選手も「えげつねー」って叫びながら下って行きました。

f:id:uniblog:20171009165429j:plain

 

A5 オグナほたかスキー場:17:00 (11時間00分)

漠然と、ライトセットするのはA5かな とイメージしていた通り。

ポール出して、ライトセットして、トイレ行って、食べて飲んで。

右足首に異物が当たっていたので綺麗にして、バンドエイド貼ってスッキリ。

ちょっと休み過ぎたかな。

 

コース復帰した最初の登りでハイドレから水飲もうとしたら「出てこない!!」

水漏れてたか?無くなったか?

ドキドキしながらザック降ろして見ると、チューブが本体から外れてた。

スタート前にドタバタしていたせいで、しっかりハメていなかった様子。

一安心。

 

A5では下りで少しバテ気味だったけど、A5出てから調子が戻って来た。

足も動き出した。動きながら考えたけど、多分ポールのお陰かなと。

胸が開いて、呼吸が深くできる。

疲れてくると猫背気味になって、呼吸が十分にできていなかったのかな。

ポール持ってない時も姿勢と呼吸意識してみようと思った。

 

しばらくしてヘッデンライトオン!久しぶりのナイトラン。

一人でテンション上がってた。

 

A6 赤倉林道分岐:19:00 (13時間00分)

f:id:uniblog:20171009165732j:plain

エイドはこれが最後です。まだ先は長いのに。

しっかり食べます。おじや、スープ、パン、果物、アクエリ、コーラ。

ちゃんと食べれた。これで最後まで乗り切れる予感がした。

ここで120の女子トップ 大石さんがエイドに到着。

私以上にしっかり食べて、エイドを後にされて行きました。

2位の加藤さんも数分差で到着。こちらはそれほど長居されていなかったみたい。

 

そんなトップ選手たちを見送って、わたしも再出発。

 

前日のブリーフィングで、A6からゴールまでが小刻みな登り下りが多くて嫌になりますって聞いてたけど、本当でした。

 

嫌になって来た原因は、時計の距離がずれだしたことも一因。

 

A6 ではコース図の距離表示と比べて5Kくらいずれてた。

アンビットは58Km。確かA6は53Kmくらいじゃなかったか??

 

あと15Kmだと思ってたら、まだ19Kmもあった。

(ゴールした時は81Kmになってた 苦笑)

ポール使い出してから距離計測がずれはじめたのかな。

 

途中、ヘッデンが暗くなって来たので、コース上で電池交換。

新しい電池は明るい!!早く変えておけば良かった。

 

登り下りの続く闇の中、時計の距離表示が当てにならず、どこが最後のピークかわからない。

これがピーク?また登るの?これで最後?また登る!!!!

てな感じで。コース上で「ふざけんな、くそー」って愚痴ってました(笑)

 

気づいたらコース上に案内スタッフの姿。

私     「最後のピーク、まだですかね」

スタッフさん「この先を登るとあとは下りだけですよ」

私     「へっ?」

スタッフさん「もう過ぎてますよ 笑」

 

暗闇の中で愚痴ってた間に、最後の下りまでたどり着いてました。

 

 

ゴール:23:40 (17時間40分)

f:id:uniblog:20171009165943j:plain

日付が変わる前にゴールしたいな という目標は達成!

試走を行わずぶっつけ本番のレースとしては、上出来だと思います。

でも、このコースで120Kmはとても無理だとも感じました。

 

 

ゴール後は着替えてスタート地点の駐車場まで送迎BOXタクシー。

0:30 くらいにタクシーの中に乗ったのですが、8名が揃うまで待ちますってことで出発したのが 1:10くらい。40分くらいでスタート地点の駐車場到着。

戻ってきた宝台樹スキー場、激寒。ブルブル震えてました。

2:00に車に入って即眠りにつきました。

 

朝、5:30目が覚める。ゴール地点へ移動。500円で風呂に入れるので、30分以上かけて風呂へ。

朝早かったけど、ゴールした選手達が次々入って来て混んでました。

120に出ている友人達の進み具合チェックしたら、A8にそろそろ着くかも。

ということで車で移動し、応援に。着いて10分くらいで友人達に無事遭遇。

ここまで100Km、一晩開けても元気だな。

応援して、私は帰途に。

 

爽やかな青空と眩しい日差しを浴びながら、「次は120だな」と思うのでした。