登った下った走った歩いた備忘録

STY 2015(4) 二十曲峠〜富士小学校〜ゴール

【A9 〜 A10 富士小学校】

このコースの最大の難関、「杓子山」。

ここを超えれば、ゴールは見えてきます。

どんな感じで登っていたのか、あまり記憶はないです。無心だったのかも。

頂上付近で、前後の方と闇の中で

「あれ、富士山ですかね〜」

「そういうことにしときましょうよ!楽しくなるから(笑)」

とか談笑しながら、ピークを超えてました。

本当は、月明かりに照らされた富士山が見えたら良かったのですが。

(帰ってきてから知ったのですが、この時期、スーパームーンとかで明るかったんですよね〜)

 

意識して走れたのは、下りが緩やかになってから。

ここはペースが分かれるとこでしたね。のんびり進む人、攻める人。

私は、この後の「霜山」が未知だったので、脚を温存するためにものんびりと。

さらに、ゴール予定を6時に設定していて、友人にもその頃落ち合うはずだったのですが、思いのほか進みが早く、当初予定より2時間弱先行してます。

焦る必要もないので、ゆっくりしたペースの方に合わせて引いてもらいました。

 

ただ、ずーっとこのままもなー、と思い、ロードからは良いペースの方の後ろについてエイドまで。

最後のエイド「富士小学校」に到着です。

そして、最後のおもてなし食「吉田のうどん」。 

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今回の大会では、最後までしっかり食べることができました。

ハセツネや野辺山では終盤、食べることができなくなったけど今回は大丈夫。

ゴールまで、まだ元気はある。

ここでは十分に休息。食事とって、水分補給して、トイレ行って、さらに体育館で温まってストレッチして。

 

あまり休みすぎてもなーと思い、区切りの良い午前2時、出発。

ゴールを目指します。

 

===滞在時間 00:29:18(予定20分)===

 

 

【A10 〜 Finish 河口湖八木崎公園】

でも、この先の霜山が実は大変との情報も。

試走はしておらず、どのくらい登るのか、全くわからない。

山に入る手前では、コース案内のボランティアの方に元気に挨拶したものの、登りだしてからは眠気が襲ってきた。

ヘッドライトの明かりは前を丸く照らすのですが、ずっと視界が丸くなっていると、自分の視野がおかしくなったのか(端の方が見えなくなったのか)と不安になり、何度もハンドライトで左右を照らしたり、頭を振ったりしていた。

これが結構なストレスでした。

 

そんなストレスと格闘しながら登っていると、先の方で声がします。

「いよいよ登り切ったか!」と思ったら

「中間地点でーす!あと半分がんばれー!」

 

えー、まだ登るのー?

登りの勾配はきつくはないけど、長く登っている気がする。

さらに眠気。フラフラしながら、何度も「ちょっと寝ようかな」と自問自答していると、、、

ついに登りきるところまで到着。

「ここからは下りでーす。」

やった!登りは終わった!安堵感に満たされて、ゆるゆると下ります。

トレイルが終わり、舗装路に。目の前に、河口湖が見えてきました。

 

「ついに、、、(涙」と一人感動しながら走っていると、闇夜に「左でーす」と誘導する方が。

 

「えっ、目の前に河口湖があるじゃん?」と思いつつ、誘導されるまま曲がると

「あれ?登り????」

 

急な登りではないけど、登っていることは確か。

こんな終盤に、こんなイタズラ感を感じる登りとは。

心の中で、『馬鹿〜』と叫びながらも、ゴールが近づいているだけに眠気が吹き飛びます。

登らされただけあって、最後に河口湖周辺の夜景を一望できた!

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さらに、ここから湖に降りる道はオシャレなライティング。

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泥だらけで汗臭いおじさんが通るにはちょっと似つかわしくないけど、なんか楽しい。

 

さて、このままゴールしたいけど、一つ問題が。

友人が起きているか?

で、メール。

私「河口湖まで着きました。ゴールしていい?」

友人「ちょっと待って!」

で、のんびり湖畔を歩き。

10分後

友人「いいよ!」

よし!最後の力を振り絞って、ゴールまでラン!ラン!ラン!

 

どこにこれだけ元気が残っていたのか、自分でも驚き。アドレナリンMAXでペース上がります!

さらに、前後のランナーの間隔を見て、ゴールが被らないように細心の注意。

 

沿道から、「お疲れさま〜」「ナイスラン」と声をかけていただき、いよいよ、

ゴーーーーール!

 

ゴールでは六花さんが出迎えてくれました。

そして、友人たちも!

 

本当に、ありがとうございました!

もう、これ以上言葉になりません。

楽しかっった!

また出たい!?いいえ、やはり次はUTMFに出たいです。

 

途中、多くのUTMFランナーを見かけ、声をかけさせてもらいました。

自分が走っているこの場所を、さらに100K走っている人たち、すごい、自分もこんな風に旅してみたい!

 

次の目標が明らかになった、そんな楽しい大会でした。